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報徳思想を学びに小田原へ行ってきました
今学びを深めているMBSの年間講座の中で小田原合宿という学びがありとても人気の合宿です。二宮尊徳の思想が現代の経営にとても大切な考えだと改めて感じました。
今回の学びでとても学びになった思想を書き出したいと思います。
報徳思想は二宮尊徳が生み出した思想で、決して近道を行こうとせずに地道に誠実な積み重ねを繰り返せば行きたい方向に行けるという考えです。
また4つの原理を二宮尊徳は言っています。
至誠、勤労、分度、推譲です。
至誠とは・・
物事への取り組みを真心を持って誠実に行う事。そして真心について頭の中で考えていても具体的に行動を起こさないと意味がないと二宮尊徳は言います。善い行いをしていく事が大切であると説きました。これは全ての物事に接するときの基礎的な心構えです、報徳思想の根底の考え方です。真心を持ちながら誠実に物事に取り組む「至誠」の心を持って私たちは「勤労」をする必要があると言います。
勤労とは・・
私達が働く意味を単にお金を稼ぐためや名誉のために稼ぐという事だけに当てはめるべきではありません。大事なことは徳に報いる事。各々の職業の価値に誇りを持ち、その仕事を高めることに力を入れるべきであると説いています。
分度とは・・
それぞれの収入の中で適切な支出範囲を決めるという事。収入以上の支出をすれば、赤字になることは明白です。富を得るには、収入の範囲内で生活し、いくらか残していく事が大切であると言います。二宮尊徳は質素で倹約的な生活を理想としました。
推譲とは・・
分度で残しておいたものを自分の意思で人に譲ったり、将来に残したりするという意味。至誠、勤労、分度の過程をたどり、集まった分度を推譲していきます。推譲とは物質的なもののみを譲るのではなく、精神的なものも意味します。思いやりの心を持ちながら、人に譲るという事を大切にしようと二宮尊徳は考えました。
今回、この合宿で実際に考えるよりも行って感じる部分の方が大きかったように思います。初めて小田原に行き、パワーをもらったと同時に考え方を改める事が出来ました。そして一緒に行った約50名程の色々な業種の経営者様とご一緒出来たことも私にとってとても大きな価値となりました。
ちなみに懇親会では全体でのシェアをさせて頂いたことと、今回の合宿に関してのインタビューも受けさせて頂き、これも大きな経験となりました。ありがとうございました。
今後、報徳思想を実務に落とし込んでいき、これからも大切な人たちと大切な考えをもとに一つの力としていき突き進んでいきたいと思います。